2004年3月13日 30mテスト 初速アップ編 | |||||||
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今回はスプリング強化によるテストをしてみました。 |
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1〜2回目は同じ数値となりました。3回目は1発だけ左へ的紙を外しています。 スコープ越しに見ていると、的の少し手前から急激に変化して外れていく弾道でした。 |
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1回目はこの日最高の数字が出ましたが、2〜3回目と的紙を数発外しています。 この日的紙を外した弾は全て的紙の左へ逸れて行きました。 確かにこの日は右から左へ風が吹いていたのですが、そのために外れたようには思えませんでした。ほぼ無風状態で撃ったものでも、外れた弾は的の手前から急激にスライスして逸れていきました。 |
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やはりというか・・・初速を上げただけでは「30mでのグルーピング」は向上しませんでした。 今まで同様、横方向へのフライヤー対策をしなければ、はっきりとした向上は見込めないようです。初速が高いせいか、スライスする勢いも強く・早く見えました。 今回のテストは、あえて試射段階で決定したHOP位置(最弱から1クリック戻し)を途中で変更せずに行いました。以前から起きていたことなのですが、1〜3回目と10発ずつ撃っていくうちに、的紙への着弾が徐々に下がってくる現象を確認したかったのです。 今回もやはり、回を進めるに従って着弾が下がってきています。横方向へのフライヤーも後半により多く発生しています。これはあくまでも想像ですが、純正のシムゴムでは、ぶ厚いチャンバーパッキンに対してコシが弱い(復元力不足)のではないかと思います。抜弾時の変形から、復元するまでに時間がかかるのではないでしょうか。そのために連続して撃ち続けているとシムゴムが潰れていき、HOP位置が同じままだと着弾が下がっていくのではないでしょうか。中空のパイプ状のものでも、もっと中の穴系が小さいものが良いかもしれません。穴のない棒状のものもテストしてみる価値はありそうです。 実は今回のテストの前に、プラの丸棒を加工してU−HOPを組んでみたのですが、チャンバーパッキンが厚すぎるのか、本来の効果を感じられませんでした。電動パッキンのように薄いものであれば効果を期待できるのですが・・・チャンバーの構造上、幅を大きく取れないこともU−HOP加工には不利な条件でした。試射の段階で効果が感じられなかったので、今回はスプリング強化のみのテストに変更した次第です。 今までのテストで、チャンバー内でのBB弾保持位置(特に左右の)を決定できる加工がやはり必要なのではないかと感じました。パイパツキンのようなHOP突起のV字加工や、バレル底に溝を切るのが有効かもしれません。 チャンバーやアウターバレル・レシーバー剛性の高いVSR10の弱点として最大のものは、やはりチャンバーの構造やHOPパッキンにあるのではないでしょうか。インナーバレルやレバーのガタ取り、バリの研磨だけでは物足りないですね。。。 次回はチャンバー回りの追加工・変更でテストに臨みたいと思います。 長い間休んでいたVSR10での30mテストですが、春の陽気に誘われて突然再開しました。試してみたいアイディアは色々とあるのですが、同時に組み合わせて行ってしまうと効果の確認が難しくなってしまうので、あえてポイントを絞って行うようにしています。APS2での30mテストは「とにかく当たるライフルを作るんじゃあっ!」とばかりに、なんでもかんでも同時進行だったため、どの加工がグルーピング向上に効果があったのかが今ひとつはっきりとしていませんでした(当たるライフルにはなりましたが、笑) VSR10での30mテストは「グルーピング向上理論の構築」というきゃさりん工房の基本に立ち返って進行して行く予定ですので、生暖かい目で見守ってください。 |
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ぽかぽか陽気の午後・・・人が出てきたので撤収しました。 2連タコを上げている人が・・・右から左の風ですね(笑 右下に写っているのが困ったちゃんターゲットです。
2004年3月13日 O'BARA |
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