エアソフトレポート


マルゼン P99 FS(Fixed Slide)

発売してから数年経つが、このP99を超える固定スライドガスガンは出ていない、というかもう出ないと思う。銃刀法改正のなかで消えていった悲運の銃の一丁。握りやすいグリップ、軽いトリガープルなど優れた点が多いのだが。。。ハンドガンナーの方にはおすすめの一丁です。


マルゼン P99 FS

発売時はサイレンサー、ウエポンライトなど付属して、プラスチック製のハードガンケースに入った状態で販売されたP99。変に豪華でした。 でも、正直言ってウエポンライトは格好悪いし、サイレンサーも使い回しできないタイプ。付属品無しで段ボールパッケージで安く売ればもっと売れたんじゃないかな?。ブローバックモデルに対して、固定スライドガンを好む客層って質実剛健な人が多い気がするんだけどw

何よりも手が小さい人でも「きちんと握れる」グリップが最高です。シリーズ2作目のベレッタ93Rやマルイのソーコムは大型拳銃のモデルアップとなるために手が小さい人には少々握りづらい。だが、このP99Fixedは握りやすい上に、別売りのグリップエンドを交換することによって様々な手の人にフィットするようになっている。


コッキング・インジケータ サイレンサーアダプター マルゼン P99 Fixed

固定スライドガスガンということで、通常はデフォルメや省略が激しいのだが、ワルサー社との正式ライセンス締結のおかげで大変きちんと作られている。と思うw固定スライドに必要がないギミックとして、ストライカーが後退したときに現れる「コッキングインジケータ」もトリガーを引くとちゃんと顔を出す。
なんとなくうれしいね。

銃口には付属のサイレンサーを装着するための雌ネジが切ってある。がそのままだと社外製の各種サイレンサーが使えないので、社外製のM14の雄ネジに変換するアダプターを装着。これでいろいろなサイレンサーを使うことが出来る。

固定ガスガンならではの静粛性を生かしたいのであれば、サイレンサーは必須でしょ。本当に静かになります。至近距離で撃っても音質が低くなるので方向をとらえることが難しくなり、位置がばれません。

サイト

ずっと愛用しているのがKM企画製のサイレンサー。直径が25mmほどなのでどの銃に装着してもサイトが隠れることがないのできちんと狙うことが出来ます。サイレンサーの中身はスチロールのような材質だが、ガスガンの甲高い発射音はきれいに消してくれます。内部もでこぼこしていないので弾道にもそれほど悪影響がないんじゃないかと思います。装弾数も27発と十分なので予備マグさえあれば十分メインウエポンとして成立します。初速は0.2g弾使用時で84m/sほどです。