新型ターゲットペーパーの
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新しいターゲットペーパーはA3サイズでプリントすると罫線の間隔が1cmになるように作られています。
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Airsoft Report 東京マルイ VSR-10命中精度テスト |
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 プロスナイパーバージョン
第2回テスト 2003年12月27日
VSR10・30mチャレンジ・リベンジ編
2003年12月28日正午、再度VSR10での30mチャレンジを行いました。前回は限りなく箱出しに近い条件で行いましたが、今回は若干手を入れて行いました。
初めての分解時に、チャンバーパッキンに付着していたグリスを脱脂・清掃。シリンダー内とピストンヘッドに付着していた硬めのグリスを脱脂・清掃、セラミック・グリスで軽くグリスアップを行いました。チャンバーブロックとインナーバレルのガタつきをアルミテープで解消しました。
バレルをアキュレイトアップで清掃してみると、また黒い汚れが付着しました。純正のアルミバレルは何もコーティングされていないのでしょうか…酸化が早いのかもしれません。
前回のテスト後に弾速を測ってみると、HOPをかけていく毎にガンガン初速が落ちていくことがわかったので、今回は0.25gのSG弾も用意してテストに臨みました。今回、このSG弾を撃ってみて新発見がありました。HOPを最弱の位置にしてもノンHOP状態にならなかったのです。最弱位置でHOPが切れて、BB弾を保持できなくなる電動のHOPとは違う点です。HOP最弱位置が最も初速が高くなる現象もこれで納得です。
天候は快晴。射撃時は、ほとんど感じられない程度の微風。何枚も重ね着をしていると汗をかくほどの陽気でした。真剣に的撃ちをしていくと身体が熱くなっていくのは、やったことがある人にはおわかりでしょう(笑
スコープを覗くと遠くがゆらめいていました…冬に陽炎を見たのは初めてかも(^^;
0.29g・SGM弾でのテスト。
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1回目・1発外し |
2回目・1発外し |
3回目・3発外し |
残念ながら、一回も数字として残せる10発を記録できませんでした。
ハズした弾は全て横方向のフライヤーです。的紙を大きく逸れていきました。
HOP調整は5発ずつのグルーピングを30発程度観察して、最も安定していた最弱から2クリック戻しで行いました。これ以上HOPを弱くすると、スコープのエレべーション限界を超えた山なり弾道になってしまったこともあって、これ以上弱いHOPでのグルーピングを見られませんでした。HOPを強めれば強めるほど、フライヤーが発生しやすいチャンバー構造のようです。APS2でエアロチャンバー+電動バレルでシムゴムに関して散々テストした時と同じ傾向が見られました。VSR10に用いられているゴム管のような、硬めのシムゴムでは弱HOPの方がまとまるようです。
0.25g・SG弾でのテスト。
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1回目・1発外し |
2回目・1発外し |
3回目・3発外し |
こちらも残念ながら、一回も数字として残せる10発を記録できませんでした。
不思議な事に、SGM弾のときと同じ結果です。
画像を見ていただければ一目瞭然ですが、やはり重量のあるSGM弾の時よりも弾着のパターンは広がっています。2回目の時はかなりまとまっていたのですが…なんと1発目に悪夢のようなフライヤーがやはり横方向に発生して1発外しとなってしまいました。
この時のHOP調整位置は最弱です。HOPをかけるとやはりフライヤーの回数が多かったので、この位置で行いました。0.25gのSG弾であれば、HOP最弱位置でも30mを充分狙えました。弾道は微かな山なりでしたが、フライヤーを除けばとても素直なものでした。リベンジを期した今回の30mチャレンジでしたが、見事に返り討ちにあってしまいました(泣)
今回のテストでは、10発がA3の的紙に収まった回が一度もありませんでした。
的紙を逸れていった弾は全て横方向のフライヤーです。
着弾の分布も、上下よりも左右に広がった回が多く、その際も「右・左・右・左・右・左」などということはなく、「右・右・右・左・左・左」となることがほとんどでした。右の着弾の次に左へ飛ぶときはグルーピングの一番左の着弾になって、次がグルーピングの少し内側に着弾するということが多いように感じました。
もちろん射手としての私の技量不足という部分もあるでしょうが、それだけでは説明できない左右の散りが発生していたように思います。
今回のテストで、チャンバーに手を入れてやる必要を痛感しました。
バレルに開いたHOP用の切り欠きが、後端まで切りっぱなしになっていることも関係しているかもしれません。
HOPパッキンの素材や厚さにも欠点があるかもしれません。
シムゴムそのものや、それを押すレバーのガタなども見直したほうが良いかもしれません。
とにかく疑える点を全て洗い出して、一つ一つ比較テストを行っていくしかないでしょうね(^^;
by O'BARA
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