■クリーンヒッター理論
1985年。つくば万博が開催され、日航機123便が墜落した年。
サバイバルゲームも徐々にガンマニアに浸透していき、徐々に性能も上がり、パワーウォーズに突入しかかっていた頃、 ある重要な命中精度理論が発表された。
「クリーンヒッター理論」
コンバットマガジンで発表されたこの理論は今でも大変参考になる、示唆に富んだ内容であった。だが、当時のサバイバルゲーム&エアーガンに求められたのは命中精度よりもパワー。ヤンキーホーンのタンクにコンプレッサーでギュウギュウにエアを詰めて
JACのスターリングのバレルはバレルウエイトを付けるスペースのために長くなっていき、エアーコッキングのSS-9000はウッドランドのポンプアクションキットを付けても片手では引けなくて おなかに銃床を当てて両腕でコッキングするような状況だった。
命中精度をパワーに依存せず、純粋に理論化仕様とする試みはいつしか忘れられ、
今の20代のエアガンマニアは当時の発見を再発見するような状況になってきている。
ぜひ、命中精度を追求する多くの方にこの理論の存在を知っていただきたいと思い、著者であるKEN NOZAWA氏と連絡を取り、掲載することが出来ました。
勿論、当時のエアーガンの性能は今のエアーガンからすれば笑っちゃうほどお粗末な物だった。10mも離れれば人間に当たらないくらいの事も普通だったのだ。今のように競技用高精度BB弾なんて存在しない。精密バレルは内径が6.2mmでスゲ〜〜と言っていた時代である。しかし、空気を使ってBB弾を射出し、高い命中精度を追求する理念は今も昔も変わらない。
ぜひご一読下さい。 |